桃の花
東京都世田谷区喜多見9-25(きたみふれあい広場前)
ひな祭りを“桃の節句”というので、3月には桃の写真を撮ろうといつも思っていたのだが、桃の花がどういうものか知らずに今まで来てしまった。
梅にしては樹幹がごつごつしてなくて、桜と言うには花色の濃い木がそれではないかと常々思っていたのだが、図鑑を見て「花が団子みたいに連なっている」という情報を得て探しに出かけた。
野川のきたみふれあい広場前でそれらしい並木を見つけた。もうすぐ周囲を埋めつくすだろう桜に比べればわずかだが、花色が濃い分、しっかりとした存在感で春を告げている。
散歩のおじさんに花の名前を聞かれたので「桃です」と答えたものの、ちょっと自信がなかったので、「カワセミがいますよ」と教えてくれたおばあさんに確認するとやっぱり桃だという。
永年の宿題がやっと片付いた。