六枚屏風岩
東京都あきる野市引田1774 (東京サマーランド隣)
「屏風岩」という名前から、荒々しい岩肌をむき出しにした切り立った岩壁を想像していたので、危うく見過ごすところだった。
一般的に「屏風」という時は屏風を立てたように垂直な壁を表すことが多いが、秋川にある六枚屏風岩は、浸食された崖の様子が屏風を折ったように見えることから名付けられている。風雨に浸食された土壁は丸みを帯びて、今ならカーテンの襞(ドレープ)と言っても良いかもしれない。
山の険しさとは対照的に、その前を流れる秋川の河原は広く明るく、B.B.Q.や水遊びに興じる人たちの笑い声がこだましていた。