東久自治会館の庭
東京都大田区田園調布本町17-3
都内にはかつての個人住宅を利用した公園がいくつもある。その内容も政財界の有名人の邸宅から無名の一個人まで様々で、多くは相続問題などで国や区などに寄付されたものだ。
福山雅治の歌で有名になった桜坂から脇にはいったところに建つ東久自治会館の裏手の庭も、個人宅の跡地が自治体に寄付されて残ったものだそうだ。よく手入れされた植込みのなかには風流な水琴窟があり、もとの持ち主の人となりが偲ばれる。今の季節には南天の赤ぐらいしか彩りがないが、春には藤やツツジがきれいだろう。
芝生の中程に石を丸く並べて花壇のようにしつらえたところに枯れ枝が積んであった。脇に植えられた唐辛子の真っ赤な実が炎のようだ。
これってキャンプファイヤー?