鳩山会館
東京都文京区音羽1-7-1
鳩のステンドグラスが見たくて、音羽の鳩山会館に行ってきた。折しも庭のバラがきれいに咲いて、一番良い時だったようだ。
4代にわたる政治家一家が暮した邸では、名前に由来する鳩やその他の鳥たちをモチーフにした装飾品が建物を飾っている。かわいい鳥ばかりではなく、屋根の上には、獲物を狙って目を光らせるフクロウもいる。
他の洋館と違って、一階の応接室で自由に休憩できるのがうれしい。お茶が飲めるサンルームは居心地が良くて、一日中坐っていても良いぐらいだ。
二階は資料室になっており、各種の記念品に混じって、元総理大臣の鳩山一郎が薫夫人に送ったラブレターが展示してあった。当時は珍しかった恋愛結婚だと言うが、なんと全部で523通も書かれたそうだ。
その数の多さに「なんてロマンチックな」というか、「長い春だったのね(さっさと決めれば良かったのに)」というか、いずれにしても電話とメールですんでしまう現代の恋人達には考えられないロマンスだろう。