2007年5月20日(日)

のぞき坂

東京都豊島区高田2-17/18境

坂の上から

都内、特に山手線の内側を走っていると、坂道の多いことに辟易とさせられる。登ったかと思うと下ろされて、いったいどこに平らなところがあるのかと思うほどだ。

わたしの住む調布市周辺では、南北に移動するときに北は府中崖線と国分寺崖線を登る坂が一つずつ、南は多摩川を渡って多摩丘陵の山越えがあるぐらいで、東西の移動ならほとんど坂を意識することがない。都内に赤坂や渋谷などの、坂や山谷に関する地名が多いことは気づいていたが、実感したときはほんとうに驚いた。

坂の下から

世の中にはそういう坂だらけの東京が好きな人が大勢いて、「坂道散歩」の類の本やHPがたくさんある。TVでおなじみのタモリは日本坂道学会副会長だそうだ。

彼らの情報によると、目白通から都電が通る明治通りの東側に並行して下るのぞき坂は、二車線の車道では23区内一の急坂だといわれている。現地には坂名の表示も、急勾配を示す道路標識もないが、確かに上から見る景色は迫力がある。正面にはドコモタワーの尖塔が見えて、眺望もピカイチだ。

※ その後立った標識によれば斜度は22%。一本西側にゆるやかな宿坂があり、昔はそちらの往来が多かったようです。

宿坂道