2007年6月10日(日)

四ツ木橋 平和之礎

東京都葛飾区四つ木3丁目地先

平和之礎

はじめての荒川を四ツ木橋で渡った。橋詰に丸いオブジェを載せた塔が建っている。「平和之礎」と銘が彫られていた。

四つ木橋

銘文に寄れば国旗掲揚塔であるらしいが、旗竿は朽ちて、リンゴの果梗のようにわずかな残骸を残すのみだ。

昔は、川向うから厄災が橋を渡ってこないように、橋のたもとに庚申塔や橋供養塔を祀る風習があった。終戦後の復興を祝って建てたというこの塔も、国旗掲揚塔としての任務を終えた今、現代の橋供養塔として日本の平和を護っているかのようだ。

建設の記