2007年6月3日(日)

旧・JR奈良駅

奈良県奈良市三条本町1-1

奈良駅

東大寺の大仏殿をはじめ、奈良には大きな寺社建築が多い。ちょっとしたビルぐらいの大きさがありながら中は吹抜けの大空間で、大仏や千手観音など巨大な仏像が安置されている。

ステンドグラス

昭和9年(1934)に建てられた旧・JR奈良駅は、そんなお寺の建物を彷彿とさせる堂々とした建物だ。奈良駅連続立体化工事のため現役を引退し、現在は公開されていないのが残念だが、中は大仏殿と同じようにがらんどうになっているらしい。外見は二階か三階建てに見えるが実は平屋なのだそうだ。

金網越しに中を覗くと、改札の上にステンドグラスが見える。鹿が遊ぶ奈良公園の上で、天女が舞い踊っている。古都奈良の玄関口にふさわしいデザインだ。

設計は、旧国鉄・大阪鉄道管理局工務課(主任技師 柴田四郎,担当技師 増田誠一)。

※ 2009年7月から奈良市総合観光案内所としてオープンしました