東秋留橋
東京都あきる野市雨間1011地先
多摩川から秋川に入って二本目の東秋留橋は、リズミカルに連なる六連のアーチが美しい。昭和14年（1939）に完成したコンクリート橋だ。
南側には八王子市との境を為す山脈が迫り、北岸はあきる野台地がぐぐっと立上がっているので、川幅は広いけれど切立った渓谷のような風情もある。川底から見上げる姿は、堂々として力強い。
川上側には人道橋、そして川下側には新しくできた橋がならんでいる。近々架け替るようだ。
川上には圏央道の橋も架かり、どんどん開発されていくのがなんだか寂しい気もする。周囲の風景にはこのアーチ橋の方がよく似合っていると思うけれど、それはよそものの勝手な思いこみだろうか。
※ 2009年4月26日に新しい橋が開通し、旧橋は歩行者自転車専用になりました。