2007年7月7日(土)

蔵のある風景

東京都あきる野市雨間

雨武主神社付近

メンテナンスが負担になるためにどんどん無くなっている草葺屋根(茅葺、藁葺)の民家に比べ、白壁の土蔵は比較的よく残っていて、なかには喫茶店や画廊などに転用されて第二の人生を送っているモノもある。丈夫なためもあるが、白と黒のコントラストがデザイン的にもポイントが高いと言うこともあるかもしれない。

東秋留橋付近

秋川を走っていると、あちこちで立派な土蔵を見かける。それが、草葺屋根とはまたひと味違った田園風景を楽しませてくれる。

山がちで平地の少ないところを昔風に造成したところでは、石垣の上に建っている様子が戦国時代のお城のようでかっこいい。ビルの谷間に押込まれて商売にあくせくしている同輩に比べれば、まだまだ自由でおおらかな時間を過しているように見える。自分の領地ではないけれど、広い山里を殿様気分で見下ろすのも気持が良いに違いない。

秋川の土蔵は幸せそうだ。