2007年8月15日(水)

奥多摩駅

東京都西多摩郡奥多摩町氷川210

駅舎

JR青梅線の終点・奥多摩駅は東京から一番遠い都内の駅だ。周囲に高層ビルが林立する東京駅と、同じ林立でも文字通りの林に囲まれた奥多摩駅が同じ東京都内にあるとは、にわかには信じがたい。ホームから出口へ下りる階段の上には、「開業昭和19年7月1日 奥多摩駅 海抜343メートル」と書かれた看板が架けてある。都内で一番高い駅でもあるのだ。

奥多摩の山々の玄関口にふさわしく、駅舎はハーフティンバー造の山小屋風。スキー場のロッジと言ってもおかしくないおしゃれなデザインだ。

私が子供の頃は、まだ氷川駅といっていた(昭和46年改称)。まだ橋上駅ではなかった立川の青梅線ホームに掲げてあった、沿線の山や渓谷が描かれたいかにも登山電車と言った風情の路線図が懐かしい。

(奥多摩むかしみち) 氷川三本スギ