2006年10月7日(土)

四谷見附交番

東京都新宿区四谷1-1先

四谷見附交番

“見附”といえば赤坂見附と思っていたが、そもそもは城を警備する門のことを指し、かつては赤坂の他にも多数の見附が江戸城の周りに配置されて三十六見附と呼ばれていたそうだ。

石垣跡

見附門は“枡形”というコの字型に組まれた石垣の開いている口の部分に置かれ、万が一敵に破られても、一気に城内に侵入されることを許さないような構造になっていた。四谷にも見附門があり、JR四ッ谷駅前にその石垣の跡が残っている。

四ッ谷駅前の四谷見附交番(警視庁四谷警察署)はその枡形からの連想で、「枡」をイメージしたスクエアなデザインをしている。

見附にふさわしく、いつもお巡りさんが睨みを利かせて近寄りがたいので、道路の反対側から撮ってみた。

設計者は中山繁信(1986)。