2008年4月12日(土)

タンポポ

東京都府中市小柳町6(多摩川親水公園)

タンポポ

タンポポの英名はDandelion。英語を習い始めの頃に知った単語の中では、哲学者みたいなHippopotamus(カバ)の次に不思議な名前だと思ってきた。

タンポポの原

道ばたに咲いているタンポポは、子どもの人気者だ。花もかわいいし、なんと言っても綿帽子を吹いて遊ぶのが楽しい。友達の耳に入ったらつんぼになる、なんて言われようとお構いなしに、学校帰りに吹いて吹いて吹きまくったものだった。

そんな仲良しの、小さな花がライオンだなんて。大きな顔のまわりに黄色い花びらをぐるりとまいたひまわりの方がよっぽどライオンみたいだと思っていたら、ライオンなのは花ではなくて葉の方だった。あのギザギザの葉をフランス語でライオンの歯(dent-de-lion)というのに由来しているのだという。

春の野原では、かわいいライオンたちが元気に遊んでいる。