アキシマクジラ
東京都昭島市宮沢町3-17(くじら運動公園)
多摩川の八高線鉄橋下にあるくじら運動公園の名は、昭和36年(1961)8月に玉川小学校・田島政人教論が、この付近で500万年前のクジラの化石を発見したことに由来して名付けられている。発見されたのは全長約16mのひげクジラの全身化石で、「アキシマクジラ」と名付けられた。ほぼ完全な形で発見されたものとしては世界で初めてのものだそうだ。
昭島市のマンホールには、そのアキシマクジラがデザインされている。ほかにもくじら商店街やくじらビール(鯨飲するのかな?)もあり、毎年8月第一週の土日には「昭島市民くじら祭」が開催されて盛り上がっている。
肝心のアキシマクジラの化石は昭島にはなく、国立科学博物館新宿分館に保管されている。一般公開はされておらず、入口にある化石のレリーフは、残念ながらフタバスズキリュウだった。
※ 国立科学博物館新宿分館は2012年に筑波に移転しました