ロン・ヤス会談の碑
東京都西多摩郡日の出町平井3075 （文化の森）
気さくなアメリカ人は挨拶をする時に「マックと呼んでくれ」などと自分の愛称を教えてくれる。わたしも"Call me Nob."と言って、手をくるくる回したりする（ドアノブってことね）と、そのあとがぐっと楽になる。
この手の話で有名なのは、なんと言っても「ロン・ヤス」だろう。
昭和58年（1983）11月11日、当時の中曽根総理大臣とレーガン大統領が日の出町にある総理の別荘で日米首脳会談を行った際、お互いを「ロン（Ronald W. Reagan）」「ヤス（Yasuhiro Nakasone）」と呼合ったと言う話がマスコミで大きく報じられて一躍その名が有名になった。同じ時期にソ連の大統領だったゴルバチョフ氏も「ゴルビー」と呼ばれて親しまれていたけれど、今、そんな風に呼ばれる政治家はいるだろうか。
平成14年（2002）に建てられたロン・ヤス会談記念碑は、レーガン大統領がヘリコプターで降立ったという平井中学校を見下ろす山の上にある。景色は良いのだが、わざわざここまで見に来るかなぁ、と言う場所だ。