2008年5月4日(日)

石ノ森章太郎墓所

東京都豊島区池袋3-1-6 (祥雲寺)

石ノ森章太郎墓所

池袋駅から西へ延びる要町通と山手通の交差点にほど近い祥雲寺の墓地には、“萬画”家石ノ森章太郎が彼の生み出した数々のキャラクターたちに見守られて静かに眠っている。

昭和30年代前半生れの我々は鉄腕アトム世代と言われることがよくあるけれど、ふり返ってみると、手塚治虫より石ノ森章太郎の方がつきあいが長いかもしれないとふと思う。

石ノ森章太郎

TVだけに限っても、「レインボー戦隊ロビン」にはじまり「サイボーグ009」、「仮面ライダー」シリーズ、「人造人間キカイダー」、「がんばれ!!ロボコン」、「秘密戦隊ゴレンジャー」、「佐武と市捕物控」、「さるとびエッちゃん」、「美少女仮面ポワトリン」などの東映不思議コメディーシリーズ、などなど、兄弟や子供たちと一緒に楽しんだものも含めていつもまわりに石ノ森作品があった。

ネット上を探せば数多くのファンサイトや秘蔵映像などに行当って、懐かしさに時間を忘れて見入ってしまう。そこで紹介されている彼の傑作は数多いけれど、お墓の横でペンを持つ彼の顔は「まだまだ書き足りないぞ」と言っているかのようだった。