2008年5月17(土)

三宝寺池

東京都練馬区石神井台1-26(石神井公園)

カキツバタ

天然記念物と言えば、屋久杉の原始林とか沖縄のヤンバルクイナとか、遠いところで静かに眠っているようなイメージがあるけれど、そういうところから最も遠くにありそうな東京23区にも幾つかの天然記念物が存在する。

木道

そのうちのひとつが、石神井公園の三宝寺池沼沢植物群落だ。井の頭、善福寺と並んで湧水豊かな武蔵野三池と言われている三宝寺池だが、現在は湧水量が減って地下水で補給をしているのだそうだ。

スイレンが浮ぶ池のほとりには、珍しい野生のカキツバタが咲いている。池のぐるりをめぐる散策路は、自然保護のために木道になっていて八橋のようだ。木道の上は自転車通行禁止なので、静かに歩いて楽しもう。

人だかりのする一角を覗いてみると、瑠璃色に輝くカワセミがスーパーモデルのようにカメラの放列に囲まれていた。

練馬区教育委員会の説明板