2008年5月17(土)

下練馬の富士塚

東京都練馬区北町2-41(富士嶽神社)

天狗

わたしの富士塚めぐりは「バカと煙は高いところが好き」の流れなので、宗教的な面にはあまり注目していなかったのだが、ただ土を盛っただけのように見える富士塚にも決った様式というものが存在している。

猿

登山道には合目石を置き、五合目の小御岳神社や富士講中興の祖・食行身禄が入定したという八合目の烏帽子岩などの宗教的なモニュメントを、実際の富士山になぞらえて要所々々に配置していく。猿と天狗の石像もその中のひとつだ。

東武練馬駅前商店街の一角にある下練馬の富士塚では、二方向からの登山道それぞれを守護するように置かれた猿と天狗の石像が目を惹く。

猿は富士山(浅間神社)の神使として登山道の入口などに狛犬のように配置されるものらしい。天狗(大天狗・小天狗)は小御岳神社の権現だ。

浅間神社の説明板