永代橋・中央大橋
東京都中央区新川・佃/江東区永代
日本初の超高層ビル「霞が関ビル」(147m、36階、1968)から、’70年代に続々と建った西新宿のビル群、そしてサンシャイン60(239.7m、60階、1978)まで。ビルが建つごとにその高さに驚いていたことも、もう昔話になってしまった。
西新宿にあるオフィスから都心を眺めると、いつの間に建ったのか、海側にずらりと並んだ高層ビル群がまるでカーテンを引いたかのように見える。最近はオフィスビルばかりではなく、超高層マンションも続々と建っている。
そのカーテンの裾のあたり、永代橋から見る中央大橋方面は、佃島に林立する大川端リバーシティ21の超高層マンションや築地の聖路加タワーなどの眺めが壮観だ。行ったことはないけれど、マンハッタンではこんな景色が見られるのだろうか。
対する中央大橋からは、隅田川とセーヌ川が姉妹河川となったことを記念してパリ市から贈られた「メッセンジャー」の像が、往き来する船を静かに見守っている。