2008年6月18日(水)

鉄道発祥の地

東京都港区高輪3-26-27 品川駅

0キロポスト

日本で初めて鉄道が開業したのは明治5年(1872)9月(旧暦)。「汽笛一声新橋を〜」と歌われるように、新橋(汐留)−横浜間が開通したと言われているが、実はその4ヵ月前の5月に品川駅が仮開業し、品川−横浜間に汽車が走っている。

鉄道発祥の地

それを記念して、品川駅の山手線0キロポスト付近の1番ホーム中ほどに、「鉄道発祥の地」と記されたタイルが貼ってある。ただし開業年については"since1885"と書かれていて、品川−赤羽間に山手線の前身である日本鉄道品川線が開通した年を採用している。ちなみに東北線、東海道線と接続して山手線が環状になったのは大正14年(1925)だそうだ。純粋な山手線は品川−田端間を指しており、右の写真で円が二色に塗分けられているのはその辺の意味合いを含んでいるのかもしれない。

ところで、このティラノサウルス風の絵は何だろうか。

どうやら品川駅南側、八ツ山橋付近が初代ゴジラ(1954)の上陸地点であることに由来しているらしい。著作権の関係か、特定の企業に肩入れできないからか、そんな理由で、ゴジラずばりではなくこの絵になったのではないだろうか。

※ 2016年にホームドアが設置されたので、左写真のイメージは見られなくなりました