日枝神社御嶽塚
東京都清瀬市中清戸2-616
中里富士塚に行った帰り、清瀬の旧名・清戸の地名の起りになったという日枝神社に寄ってみた。昔、日本武尊がこの地を訪れた際に「清き土なり」と言われたことから「清土」→「清戸」となったという。
境内に大きな塚があった。麓には富士講の碑(左写真、左から二つ目)が建っている。たまたま植木の手入れ作業中で、登拝はおろか近寄るのも憚られるような雰囲気だったので子細には見てこられなかったが、これは富士塚ではなく御嶽塚であるらしい。参道の入口には、猿(浅間神社の神使)ではなく狛犬が鎮座している。
狛犬は、左右ともお腹の下が空いた立姿をしていた。台座が新調されているので旧態が不明だが、元は獅子山の獅子だったのではないかと思われる。御嶽山のお使いといえば狼だが、険しい岩山から谷底のわが子を見下ろす獅子を狼に見立ててここに置いたのかもしれない。