新選組隊士供養塔
東京都北区滝野川7-8-1
JR板橋駅前に、大きな石碑や石像が集った、ちょっとまわりと雰囲気の違う一角がある。新選組局長近藤勇の墓地だ。
近藤は調布の生れなので、生家に近い三鷹の龍源寺にも墓が建っているが、ここは板橋宿で処刑された時に最初に埋葬された場所だという。
埋葬とは言っても、斬首された胴体をとりあえず埋めたという感じなのか、最初に建てられたという墓碑(右写真左端)は名前も何も彫られていないただの石だった。のちに、元新撰組隊士永倉新八が副長土方歳三の名も併記して建てたのが現在の墓碑だ。
SMAPの香取慎吾が近藤勇を演じた2004年の大河ドラマが記憶に新しいが、境内には何度も本に書かれたりドラマになったりした新選組の人気を感じさせる新旧様々なモニュメントが所狭しと並べられ、写真を撮っているわずかの間にも立寄る人が絶えなかった。