2008年8月2日(土)

アオノリュウゼツラン

東京都武蔵野市御殿山1-17-6(井の頭自然文化園)

アオノリュウゼツラン

数十年に一度しか咲かないと言われるアオノリュウゼツランが開花したというので、井の頭自然文化園まで見に行ってきた。英名をcentury plantと言って100年に一度と言うことになっているが、それはちょっと大げさで、日本では30〜50年ぐらいで咲くようだ。井の頭自然文化園の株は、1962年に開設した熱帯鳥温室に植えられたものを1994年に温室の外に植えかえたものだという。

花

花と言うよりは松の葉のひとかたまりのようなものが、ひょろひょろと伸びた茎のまわりについていた。リュウゼツラン(龍舌蘭)の名前は、アロエに似た肉厚で尖った葉を竜の舌にたとえたものだという。花が咲いたあとは枯れてしまうそうだが、大量の蜜がでるため虫たちに人気があるらしい。そうして受粉を助けてもらい、次の数十年に継いでいくのだろう。

わたしは初めて見聞きしたのだが、ネットで調べてみると、ここ数年の間にあっちで咲き、こっちで咲きして、そのたびに珍しい花として話題になっていたようだ。

子供の頃、竹(笹)に花が咲くと悪いことが起ると言って、それを題材にした怪奇ドラマを見たことがあったのを思い出した。アオノリュウゼツランには関係ないとは思うけれど…。