2008年9月23日(火)

ぐりとぐらの卵

東京都日野市川辺堀之内594(日枝神社)

ぐりとぐらの卵

浅川の右岸を走っていたら対岸にこんもりと茂った日枝神社の杜が見えた。丸っこいシルエットの上部が少し欠けた感じが、子供が生れたあとの恐竜の卵みたいに見える。

浅川

その姿を視界の隅に入れたまま走っていたら、ふと、頭の中にこんな歌の一節が甦ってきた。

ぼくらのなまえはぐりとぐら / ぐりぐらぐりぐら

あぁ、そうか。「ぐりとぐら」(※)の最後のページ。大きな卵を割ってカステラを作ったあとに残った殻もあんな感じだったっけ。

絵本を読んだあの頃は、「カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂」のCMが毎日のようにTVから聞こえてくる時代だった。絵本とは関係ないけれど、カステラの底の紙をはがしてこびりついたザラメまじりのカステラを食べるのが好きだったな。

※ 「ぐりとぐら」 : 福音館書店 こどものとも93号(1963)、なかがわりえこ と おおむらゆりこ

日枝神社のムクノキ