紫の猫じゃらし
神奈川県川崎市高津区北見方二丁目地先
川崎側の多摩川サイクリングロードを下っていくと、第三京浜をくぐる手前の土手を覆う一面の猫じゃらしに驚かされる。
上流から走ってくると、最初に目に入るのは土手一面の金狗児(きんえのころ)。金色に輝いてきれいだなぁと思うのも束の間、やがて大きな力芝(ちからしば)が沿道を埋め始めあっという間にあたり一面が紫に染まっていく。背の高いチカラシバに覆われて細いサイクリングロードがますます細って、原野を切開いていくようなワイルドな気分になってくる。
前後の区間では草刈りが行われて景色がさっぱりしていたけれど、こういうのも秋らしくてわたしは好きだ。