2008年11月23日(日)

鳩ノ巣渓谷の秋

東京都西多摩郡奥多摩町棚沢662周辺

鳩ノ巣渓谷

みんな吊り橋が好きだ。深く切れ込む渓谷の高さに目をつぶり、頼りなく揺れる足もとに思わず座り込んだとしても、渡り終えたときの顔はみんな笑っている。

吊り橋

鳩ノ巣渓谷に架かる鳩ノ巣小橋には、5名以上が同時に渡らないようにと警告があるけれど、誰も気にせずずんずん渡っていく。しかも橋の上から景色を眺めたり、記念写真を撮ったりして長居をするから人数はどんどん膨らんでいく。橋のたもとでは、素直な女学生のグループがハラハラしながら順番を待っているけれど、5人以下になる気配は全然無いようだ。

陽が届かず影になった渓谷とは対照的に、吊り橋のまわりは、みんなの笑顔と同様に明るく紅葉が輝いていた。

鳩の巣の由来 | 夏の渓谷