コト八日
東京都世田谷区喜多見5-27-14 (次大夫堀公園民家園)
ぶらっと立ち寄った次大夫堀公園民家園でおもしろいものを見つけた。高々と掲げられた竿の先に運動会の玉入れのような籠が掛かっている。もっとも籠は下を向いているので玉入れではなさそうだ。
傍らの説明によれば「コト八日」という行事で、妖怪を追い払うために目の多い目籠や笊を掲げるのだという。子供の頃TVで見た水木しげるの「悪魔くん」(1966-67)には百目の妖怪が登場していたが、本物の妖怪は目を怖がるというのがおもしろい。
庭には筵で囲った小屋掛けがあり、こちらも立春頃の行事だという。中には囲炉裏が作られて、子供たちが集まって汁粉を作ったりするらしい。コト八日も小屋掛けもわたしには経験がないけれど、子供の頃の「秘密基地ごっこ」を思い出して、少し懐かしい気分になった。