きよせカタクリまつり
東京都清瀬市中里2-1471(清瀬市立第四小学校)周辺
葉を落として明るくなった雑木林に、可憐なカタクリの花が咲いている。木々の緑が芽吹いて林が暗くなる前に、思いっきり光を浴びてしっかりと根っこに栄養を貯めるのだ。
カタクリは開花までに8年ぐらい地中で眠っているという。しかも、林が緑で覆われるとまた地中にもぐってしまうので、今まさに文字通り「我が世の春」を謳歌しているというわけだ。
空堀川が柳瀬川に合流する手前に広がる清瀬中里緑地保全地域でカタクリまつりが開かれている。緑地の中ほどにある小学校では甘酒が振る舞われ、保護活動のパネル展示や自然観察会などもある。住宅地の中ほどにあるので、たくさんの人が訪れて和気あいあいとした雰囲気だ。
あとからあとからひっきりなしに訪れる人たちに見つめられて、可憐な乙女はうつむいてちょっと恥ずかしそうだった。