2009年4月18日(土)

三輪の里 七面山

東京都町田市三輪町1901周辺

梅林

シャクナゲを見に訪れた高蔵寺の、門前を行き過ぎた奥の畑に色とりどりの花が咲き乱れているのが見えた。ふらふらとそちらの方へ進んでいくと、畑の向こうに長い行列ができている。何事かと尋ねると、農家の庭先で朝採りタケノコの販売をしているのだった。

里山風景

タケノコはあっという間に売り切れて、誰もいなくなった農道に一人ポツンと残された。目の前にはのどかな春の景色が広がっている。ツツジ、菜の花、花大根、タンポポにチューリップ。シダレザクラは終わりかけているけれど、代ってサトザクラが満開だ。

傍らに手書きの看板が立っているのが目に入った。

「三輪の里は、奈良県桜井市の三輪山です。今日その情景をとどめているのは、この辺一帯です。」

タケノコを売っていた農家が、里山の景観保全のために周囲を整備し、一般の人にも開放してくれているようだ。奈良県の三輪と言えばそうめんで有名なところ。昔、そこから移り住んだ人たちが、ふるさとの景色を懐かしんで地名に残し、周囲の景観を守ってきたのだという。

初めてなのに懐かしい。思いがけないところで、素敵な出合いがあった。

※ 団体は入山禁止とありました。あくまでも個人の土地なので、節度を守って散策を楽しみましょう。