2009年4月26日(日)

白子富士

埼玉県和光市白子2-15-50(熊野神社)

山頂

練馬区と板橋区の境から、白子川を渡ってちょっと行ったところにきれいな富士塚がある。"きれい"というのは、その整った円錐形の姿もさることながら、全山を覆うツツジの植え込みも見事なのだ。

富士塚

ツツジの花を見ながら登っていく山道は、参道というよりただの裏山の小道という感じ。草木に囲まれて視界がきかない中を進んでいくと、急に前が開けて山頂に立った。足下に見える熊野神社の拝殿が、心なしか小さく見える。

神社の後ろには熊野の山を思わせる深い杜。那智の滝ではないけれど、日露戦争の時、乃木大将が修行をしたという瀧もある。富士塚に黒ボク(熔岩)が見あたらないと思ったら、この杜の中に熔岩洞窟があって胎内めぐりができたらしいのを見落としてしまった。

特に文化財の指定は受けていないのか、何も説明がないのがちょっと寂しい。

熊野神社の説明板 | 乃木大将修行の瀧 || 洞窟めぐり(5/1再訪)