2009年5月1日(金)

徳丸ヶ原

東京都板橋区高島平8-24-1(徳丸ヶ原公園)

徳丸原遺迹

昭和47年(1972)に入居を開始した高島平団地は、当時、都心に最も近いマンモス団地として人気が高かった。地上14階建てという高層棟も、話題になっていた事を思い出す。

けやき

開発される前の高島平は荒川右岸に広がる水田地帯で、「徳丸ヶ原」「赤塚田んぼ」などと呼ばれていた。高島平と言う地名は、団地の建設に併せて昭和44年に改称されたもので、江戸時代末期に高島秋帆がここで日本で初めての洋式砲術演習を行なった事にちなんでいる。

都営三田線高島平駅に近い徳丸ヶ原公園には、徳丸ヶ原の由緒を記した記念碑が建っている。傍らの説明板は団地ができる前に建てられたため、徳丸ヶ原の所在地として高島平と命名される前の古い地名が記されており、自身も記念碑的な存在になっているのが興味深い。

(説明板) 碑 文 | 東京都教育委員会の説明板 || 松月院にある高島秋帆先生紀功碑