2009年6月28日(日)

ゆりかもめ豊洲駅

東京都江東区豊洲2-2

豊洲駅

ゆりかもめがいつの間にかに豊洲まで来ていた。

「いつの間にか」とは言っても、延伸は平成18年(2006)3月のことだから、それからもう3年になる。平成7年(1995)の開業の時には展望列車みたいな乗り心地を楽しく感じたものだったが、運賃が高いので、最近はもっぱら地下を走るりんかい線を使うことが多くて気がつかなかった。

終点の豊洲駅に行ってみると、駅からはみ出した軌道が駅前の交差点の上に大きく張り出している。巨大で力強く、意味不明な姿は現代アートのオブジェみたいだ。

弧を描いて途切れた先には、最終の目的地、勝どきへの延伸が予定されている。未完成ではあるが足場などはなく、もう工事は完結しているように見える。「建設中」「建設予定」「期間限定」など、臨海副都心に漂う中途半端でアンニュイな雰囲気を象徴する不思議な光景だ。