2009年7月5日(日)

青山製図専門学校1号館

東京都渋谷区鶯谷町7-9

リアル

先週、お台場にガンダムを見に行ったので、今週は通称「ガンダムビル」を見に行ってきた。同じ日に見たK-Museumを設計した渡辺誠の事実上のデビュー作(1990)だ。

正面

ビルともオブジェともつかない不思議な建物は、古い住宅や雑居ビルにごちゃごちゃと囲まれて窮屈そうだ。地上5階建てと言うから身長18mのガンダムと同じぐらいか。ビルの谷間からのぞく姿に、なるほど、実際に巨大ロボットが街に現れたらこんなふうに見えるのかもと妙に納得する。周りに何もない公園で見た姿よりずっとリアル感がある。

正面から見ると、ビルの上に巣作りをして卵を温めている巨大な鳥にも見えてきた。かつて、怪獣ギャオスが東京タワーの上に巣作りをした姿(※1)が脳裏に浮んでくる。そう言えば、そのガメラとギャオスが壊滅させた渋谷の街(※2)は、ここからすぐ目と鼻の先だ。

どうかガンダム鳥のヒナが孵り、親子で暴れ出すことがありませんように。

(※1)ガメラ 大怪獣空中決戦 (1995:監督・金子修介、大映=日本テレビ放送網=博報堂)
(※2)ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 (1999:監督・金子修介、大映=徳間書店=日本テレビ放送網=博報堂=日本出版販売)