鶴の湯温泉源泉
東京都西多摩郡奥多摩町原字湯の内568
奥多摩湖(小河内ダム)に11時前に着いたので、昼飯までの間に少し先まで走ってみることにした。
左手に湖水を眺めながら快適に走っていく。いくつかトンネルを越え、鶴の湯トンネルを出た所でいい時間になったので引き返すことにした。
「最高到達地点」の記念撮影をしていると、「温泉飲んでくか?」と声をかけられた。声のする方を見ると、ポリタンクを荷台いっぱいに積んだ軽トラの陰から土地の人らしいおじさんの顔が見えた。「鶴の湯」という温泉を汲んで、自宅で温泉を湧かして楽しんでいるのだそうだ。
「あったまり過ぎちゃうから、夏は人気がねぇんだ」とおじさんは笑っている。本来の源泉は奥多摩湖の湖底にあって、そこからポンプで汲みあげているという。一般用とは別に洗車場のような施設があって、ここでタンクローリーに温泉を積んで民宿などに配湯しているそうだ。
飲んでも体に良いと勧められた温泉は、ぬるくて、ちょっと甘いような感じ。かすかに茹で卵の匂いがした。