宿山の庚申塔
東京都目黒区上目黒5-5-7
東京を散歩していると、古い庚申塔に出会う事が多い。そこに彫られた江戸時代の年号が珍しくて昔はよく写真を撮っていたけれど、あまりに頻繁なので最近はパスしていた。
目黒川から世田谷公園へ行く道を探して迷い込んだ住宅街で見つけた庚申塔は、青面金剛や地蔵尊の造作がしっかりしていて、久々に足を止めてみる気になった。どれも300年前後の時を経ているわりには傷みが少なくて状態が良い。高さもそこそこにあり立派だ。何気ない道端で見るにしてはちょっと贅沢な感じがする。
小屋掛けもなく野ざらしなのが残念だ。もう、お世話をする人はいなくなってしまったのだろうか。