旧東海道の面影
東京都品川区東大井〜南大井
旧街道の面影といっても、さすがに東京では地方の観光地のように丸ごと昔のままの景観を保存するというわけにはいかない。それでも所々に、古い建物を見つけることができる。
左の看板建築は、神田あたりで見るものとは趣が違って、ずいぶんとモダンな感じがする。三角と半円を対比させたファサード上部や、緑色になった銅板を縁取る赤のラインがおもしろい。
左は格子窓がきれいな木造建築。銅板で覆われた戸袋のうろこ模様もイイ感じだ。この斜め向いにも木造の家があって、黒い瓦屋根の下を緑色の水平ラインが縁取っている。雨樋が銅板で造られているのだ。
旧東海道散策では品川寺(ほんせんじ)などの寺社をめぐる人が多いけれど、こういう景色を探しながらぶらぶらするのも良いものだ。
※ 左写真の建物は、2019年頃に無くなってしまいました