アサヒスーパードライホール
東京都墨田区吾妻橋1-23-1
金色の不思議な雲が隅田川縁にぽっかりと浮んでいる。いろいろと物議を醸しているこのオブジェは、フランスのデザイナー・フィリップ・スタルクがデザインした金の炎(flamme d'or)だ。
となりの金色のビルは、白い泡を載せたビアジョッキをイメージしているという。大ジョッキをぐびぐびと飲み干し、プハーッと吐いた息と一緒に慎みや恥じらいが雲の固まりとなって口から出てしまった。えーい、後は飲め飲め無礼講だぁい。
オブジェを載せたアサヒスーパードライホールの設計は、フィリップ・スタルク+野沢誠/GETT。ビールジョッキ姿のアサヒビール吾妻橋ビル(アサヒビールタワー)は日建設計。共に1989年に竣工した。あぁ、もう20年も前の建物なんだ。