拝島のフジ
東京都昭島市拝島町1-10-14 (拝島公園)
拝島大師のフジは復活したのではないだろうか。一昨年の訪問時に比べると、格段に豊かに美しく大きな花が咲き誇っている。
樹齢800年といわれるフジの木は、近年、老齢のため花の付きが悪くなっていた。そのため、2006年に地域住民による「拝島・千歳のフジの花を咲かせる会」が結成され、昭島市や造園業者らと協力して樹勢回復のための活動をしてきたのだそうだ。そういえば前回訪問した時にお会いした方は、その会の方だったのかな。
残念ながらまだ花は藤棚の北半分に偏り、南半分は小さな花がポツリポツリと咲く程度だが、甘い香りは藤棚の外にもあふれてウットリとさせられる。ここまで手入れをされてきた皆さんに感謝したい。
できるならばいつかこの藤棚全面に長く大きな花が咲く景色を見てみたい、なんて言ったら、「人の苦労も知らずに勝手なことを…」と怒られてしまうかな。