2010年7月17日(土)

小宮公園・夏の花

東京都八王子市暁町2-41

ヤマユリ

梅雨明けが近づくと、決まって天気は荒れ模様になってくる。集中豪雨が降ったり、強い風が吹いたりしてTVや新聞を賑わすことになる。

オカトラノオ

運の悪いことに、ちょうどその頃に開花時期が重なるので、ヤマユリはバタバタとなぎ倒されてかわいそうだ。

元々頭でっかちで、花の大きさに似合わずひょひょろと細長い体をしているので、天気が荒れていなくても真っ直ぐに立っているのは容易ではないようだ。左の写真は、遠目には普通に咲いているように見えたけれど、よく見ると倒れたところにちょうど良い枯れ木があって助かった、という図だ。

進化論に従えば、花の大きなユリは淘汰されてしまいそうなものだが、美しさ故に神様はユリの花が消えてしまうのを嫌われたに違いない。まわりの草木や人間が立てた支柱に支えられて、今日もたくさんの花を見ることができた。

右の写真はオカトラノオ(岡虎の尾)。小さくて猫の尾みたいだった。