東京諸聖徒教会
東京都文京区千石2-18-4
聖路加国際病院の建設に携わったJ・V・W・バーガミニーが設計した教会が、小石川植物園の近くにあるというので、ショクダイオオコンニャクの花を見に行ったついでに寄ってみた。
昔は妖怪が出たという不忍通りの猫又坂を途中で折れて閑静な住宅地にはいると、かわいらしいとんがり屋根が見えた。塔の大きさに比べて、屋根の小ささがピエロの帽子みたいだなんて言ったら怒られるかな。
入口のアーチは少し頭が尖っていて、モダンな中にもゴシック建築の残り香を感じる。コンクリート造りの重々しさを和らげる、明るい緑色の屋根がイイ感じ。
昭和6年(1931)に建てられ、戦争で屋根部分を焼失したが、戦後復興して今日に至っている。国指定登録有形文化財。