2010年10月5日(火)

三囲神社

東京都墨田区向島2-5-17

三角石鳥居

鳥居が三つ集まってスクラムを組んでいる。本来なら人々を迎え入れるはずの鳥居が、何かを守って、何ものもその下をくぐらせまいとしている体だ。

三囲神社

この不思議な鳥居の原形は、京都・太秦(うずまさ)にある木嶋(このしま)神社にある。蚕の社として絹織物関係者の崇敬を集めていた同社は、京都で呉服商を営んでいた三井家(越後屋)とも縁の深い神社だ。

三井家とはもちろん、三井銀行・三越から始まる三井財閥のこと。その三井家が東京の邸宅に先祖を祀る顕名(あきな)霊社を建てた時に、木嶋神社のものを模してこの三柱鳥居(三角石鳥居)が建てられたという。平成六年(1994)に顕名霊社と共に、江戸・東京での三井家の守護神とされている三囲(みめぐり)神社へ遷された。

都内ではたぶんここだけ。全国でも珍しい様式の鳥居だ。

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