2011年2月7日(月)

久喜藩主・長瀞藩主米津家墓所

東京都東久留米市幸町4-2-40(米津寺)

地蔵

紅梅の花の下でお地蔵さんがにっこりと微笑んでいる。毛糸の帽子を斜めにかぶって、ちょっぴり気取った感じがかわいらしい。

墓所

お地蔵さんに挨拶して奥に進むと、多摩地区では唯一という大名家の墓所がある。並んでいるのは久喜藩主米津家の二、四、六、八代目当主の墓石で、墓前に整然と並んだ石灯籠が殿様に仕える家臣のようだ。「米津家」は「よねきつけ」、お寺の名前(米津寺)は「べいしんじ」と読む。

ところで、このお寺には山門がない。実は明治時代に火事がありほとんどの建物が焼けてしまった際、残った山門は武蔵国分寺に売却・移転されたのだそうだ。表通りから参道を進むと、山門に代わって、禅宗らしくよく丹精された枯山水が迎えてくれる。

東京都教育委員会の説明板 | 武蔵国分寺に移築された楼門