2011年2月22日(火)

三溪園

神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1

旧燈明寺三重塔

誰でも一つや二つテーマを決めて集めているものがあるだろう。喫茶店のマッチのようなささやかなものから、書画・骨董・美術品などの高価なものまで人それぞれ。しかし、古い建物を丸ごと移築して集めるというのは、いかな大金持ちでもそうそうできることではあるまい。

臨春閣

解体費、運搬費、復元費、さらに維持費。その金額だけでもべらぼうだが、そもそもその建物を移築できる広い土地が無ければ話にならない。

三溪園は、生糸貿易で財をなした横浜の実業家・原三溪(本名富太郎)の自邸の跡で、京都を初めとする各地から集められた古い建物が、山水の中にうまく配置されて趣のある景観を作り出している。この中には、関東最古の塔と言われる三重塔(左写真)や桂離宮と並び称される臨春閣(同右)など重要文化財に指定されているものも10棟あり、園全体が国の名勝に指定されている。

今はちょうど観梅会の季節。古建築の枯れた風情に品良く咲いた梅の花がよく似合う。

(解説板) 旧燈明寺三重塔 | 臨春閣 | 旧東慶寺仏殿