2018年4月13日(金)

日本聖公会函館聖ヨハネ教会

北海道函館市元町3-23

正面

大三坂の上、大正時代に建てられた二つの歴史的教会がある一角に、もう一棟、ちょっと趣の違う現代的な雰囲気の教会が建っている。元は他の2棟と同じ時期に建てられたものだが、昭和54年(1979)に地元の建築家小向春夫の設計で現在の姿に建て替えられた。

十字架

聖堂とその両側に張り出した屋根が外側に向かって傾斜している姿が、肩を怒らせた人のように見える。長老たちに囲まれて緊張している若者の、少し虚勢を張っているようにも思える面持ちだ。

建物は空から見ると十字に見えるようにデザインされている。ほかの建物 - たとえば東京カテドラル聖マリア大聖堂 - ならそれが見られるのは神様だけだが、ここでは函館山に上るロープウェイがすぐ近くを通っているので、われわれにもその姿を見ることができる。十字架として見ると、縦棒と横棒が同じ長さで違和感があるが、細かいことは言わないことにしよう。

門前の説明板 | チャチャ登り