明治天皇上陸記念碑
北海道函館市大町9番 基坂通
「山の日」がわからない。
「海の日」があるから「山の日」も作ろう。8月に国民の休日がないのでちょうどいい。お盆近くにすれば連休も組めるぞ。そんな理由で制定されたらしい。「8月11日」という日付には何の由来もないのだ。
よくよく考えてみると、「海の日」の由来だって不思議だ。ハッピーマンデーになる前に休日だった7月20日は、明治9年(1876)に東北巡幸に行かれた明治天皇が函館経由で横浜に帰ってきた日。
なんで明治天皇なの?、なんで帰ってきた日?、海開きとか、初めて日本人が海外へ行った日とか、ほかにも候補はありそうなものだけど。
学生は夏休みだから、いつが休日でも関係ない。働き過ぎで満足に有給休暇も消化できない大人たちのための休日なら、勤労感謝の日的な由来の方がしっくりくる。いっそ、山の日と同じように何の由来もない日にして、子どもの頃の夏休みを思いだして海山で遊ぼう。自然を大切にして、健康に暮らそう、ということで良いんじゃないかな?
(あ、それでハッピーマンデーになったのか)
旧函館区公会堂からまっすぐに基坂を下ったところに、明治天皇が函館港から上陸されたことにちなむ記念碑が建っている。