2018年9月8日(土)

T-Art Gallery

東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫本社ビル

寺田倉庫

天王洲アイルの入り口、海岸通りの新東海橋を渡ってすぐの右(南)側の建物の一階部分のぐるりを涼しげな木製の庇が覆っている。一目見て「あぁあれ」とわかる隈研吾のデザインだ。

いしぶみ

建物は寺田倉庫の本社ビル。中には建築模型を集めた建築倉庫ミュージアムや各種アートイベントが催されるホールがあり、天王洲アイルを東京のアートの発信地にしようという活動の中心的存在となっている。

歩道に面して展示された壁画は、利根山光人「いしぶみ」。氏はマヤ文明やメキシコに題材を取った作品を多く残し、太陽の画家と呼ばれている。

マヤ文明といえば、いくつかあるマヤ暦のうちの一つが西暦2012年に相当する日で終わっていることから、人類滅亡を予言しているのでは…と騒がれたことがあった。もちろん人類は滅亡しなかったけれど、マヤ文明はそれよりもはるか昔に滅びてしまった。狭い範囲で見れば、人類は何度も滅亡している。

諸行無常なのだな、と、青い空の下で思った。

壁画「いしぶみ」の説明