2018年9月8日(土)

雲鷹丸

東京都港区港南4-5-7 東京海洋大学 品川キャンパス

近景

天王洲アイルから水路を隔てた向こう岸に帆船が見えた。東京海洋大学のキャンパス内に保存・展示された「雲鷹丸」(うんようまる)。明治42年(1909)に建造されたバーク型帆船で、国産鋼製船舶としては現存最古のものだそうだ。

遠景

大学のホームページを見ると、捕鯨実習や漁業調査などの実績に並んで、「船上でのカニ缶詰製造に成功し、後の大型蟹工船の先駆けとな」ったとある。

そういえば、わたしの子供の頃はカニと言えば蟹缶だった。もちろん高級品で、食べたことはもちろん見たこともほとんどなかったけれど、今のように茹でてそのまま食べるなんていうことは想像したこともなかったなぁ。ウニも瓶入りの酒に漬けたものしか知らなかったので、どちらも、社会人になってしばらくしてから、宴席で初めて加工品ではないものに出会ったときにはビックリしたことを思いだす。

船尾に回ってみると、日本語の船名表記の下に"UNYO MARU TOKIO"と書かれていた。あれ、なんでドイツ語なんだろう?