2018年11月21日(水)

吉祥寺

東京都西多摩郡檜原村本宿485

イチョウ

南秋川と北秋川、秋川の本流はどっちだろう。

南の方が長いし、流域に集落も多い。調べてみると秋川の源流は三頭山だとあるから明らかに南秋川が本流なのに、少し迷ってしまうのには訳がある。

六地蔵

五日市から登って行った檜原街道は、村役場の前、橘橋の交差点でT字路に突き当たって左右に分かれ、秋川もその橋の下で北秋川と南秋川に分かれる。道と同じように川もT字に分かれているように錯覚してしまうのでどちらが本流かわからなくなってしまうのだ。

そのT字路の正面に鮮やかに黄葉した大イチョウが見える。南秋川の入り口にある吉祥滝の名の由来にもなった吉祥寺のイチョウだ。そういえば、いつも前を通るのに立ち寄ったことがなかったなと思って、参道に続く急坂を上ってみた。

黄葉を期待した予想に反して、境内は紅葉で赤く染まっていた。イチョウの黄色とモミジの赤が見事に共演している。秋川の秋は渓谷美ばかりではないよ。