2019年2月16日(土)

高輪橋架道橋下区道

東京都港区港南2-1

西側

わが家から最寄りの京王線国領駅までは、歩いておよそ10分ほどの距離にある。その間にたくさんの住宅やマンションが建ち、畑があり、スーパーマーケットもある。

ある日、何の気なしに地図を見ていて、その範囲がJR新宿駅構内にすっぽりと入ると気がついたときにはビックリした。

東側

東京駅はもっと広い。そしてそれよりもさらに広いのが、品川と田町の間にある操車場跡、現在、山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」の建設工事が進んでいるエリアだ。

このエリアには踏切や高架橋がなく、線路を横断するにはかなり大回りをしなければならない。これまで特に用もなかったので気にしていなかったが、今回品川駅の港南口に自転車で行く用事ができて道を探したところ、思いがけないルートがあるのを発見した。

東海道(国道1号)の高輪大木戸跡のあたりから、JRの線路の下をくぐって反対側に出るトンネル(ガード)があるのだ。しかも、制限高1.5mという低さで、ここを通るタクシーが屋根につけた表示灯をぶつけて壊すことから「ちょうちん殺しのガード」と呼ばれ、知る人ぞ知る東京のB級名所にもなっているらしい。

通ってみると、背中を丸めて乗る自転車でも、さらに縮こまって乗らないと頭をぶつけないかと心配になる低さだ。しかも減速を促すために定間隔でブロックが設置されていて、その数センチの段差を乗り越えるだけでも天井にぶつからないかとひやひやする。照明は暗く距離も長いので、閉所恐怖症の気のある私にはちょっと辛い。

新駅の建設と共に消滅の危機があるとネットでも話題になっているようだが、いつまで通れるものか。興味のある方はお急ぎください。

※ 2020年3月14日に高輪ゲートウェイ駅が開業、周辺の再開発のため4月12日からこのトンネルは車両通行止め(歩行者・自転車(押し歩き)の通行は可)となりました。現地の道案内には「お化けトンネル」と書かれていました。

高輪大木戸跡