2019年2月27日(水)

大磯教会

神奈川県中郡大磯町1348-1

正面

信号待ちの合間にふと横を見ると、小さな洋館が建っているのを見つけた。下見板張りの外壁に赤い屋根を載せたかわいらしい教会だ。

サイド

前回来た時に見つけた大磯町のカラーマンホールがその前にある。あの時は下ばかり見ていて気がつかなかったんだな。

教会史によれば設計者は大向忠太郎(東京経堂教会会員)で、昭和12年(1937)に建てられた。初代牧師の養父・桜庭駒五郎はクリスチャン棟梁として知られ、国指定重要文化財の弘前学院外人宣教師館などを手掛けた人だったので、その影響もあるかもしれない。

時を重ね現在の耐震基準に適合しなくなってきたため、一時は建て直す計画もあったが、歴史的な価値が評価されて保存が決まり、2015年に保存改修工事が完了したそうだ。

神社仏閣なら境内や庭園を見ることができるが、教会の場合はステンドグラスなど礼拝堂の中に見どころがあり、散歩のついでにちょっと見るというには敷居が高い。ま、今日は先を急ぐのでチラ見でちょうどいいかな。

大磯町の説明板 | (参考)伝統建築文化推進協議会のHP