オリンピック記念の日時計
東京都世田谷区大蔵4-6-1 大蔵運動公園
東京オリンピック関係の遺跡や記念物は大体見て回ったかなと思っていたのだが、思わぬところに見逃しがあるものだ。もう何十回も訪ねている大蔵運動公園に、オリンピックのマークが描かれた日時計があるのを見つけた。
台座には「東京時計商組合世田谷支部創立三十周年記念」の文字と、1964東京オリンピックのマーク。ペンキが剥げ落ちて日の丸がまだらになってしまっているのがなんとも残念だ。
「昭和三十九年六月十日」の日付があるので、オリンピック前の高揚した気分の中で設置されたものだろう。ここは競技会場にはなっていないが、碑が建てられたまさにその時期に、ここで練習していたオリンピック選手がいたかもしれない。
2020東京オリンピックでは、アメリカ選手団のキャンプ地になるそうだ。
一般に見るものと違って、この日時計には時刻を見るところが三面ある。写真を撮ったのは午後2時45分ごろ。向かって右側の盤に落ちた影が、その時刻を表わしている。